悪天候による延期から1週間、JOSF2月定期戦が行われた。1月のレースが中止になったため、今回のレースが今年のオープニングレースとなる。
木曜日に降った雪と連日の冷え込みの影響で、コースコンディションは冒頭の写真の通り。完全に凍結、または霜柱に覆われており、気温の上昇と共に沼になることは確実だ。
地面が固いうちに、凍ってる表面を剥がしたり、霜柱を取っ払ったりと、懸命なコース整備行われた。が、これだけの人数を投入しても、自然の力の前にはあまりに無力。お日様が昇るにつれ、コースは予想通り、そして文字通り泥沼に。20インチでは走行不可能なほどの、またも開催が危ぶまれるコンディションだが、MTBライダーが泥だらけになりながら半ばヤケクソ気味の公式練習を行ったところ、いい具合に耕されて何とか走れるようになってきた。
今回はオープニングレースということで、2004シーズンの年間表彰が行われ、MTBSTYLEからはコダカがMTBノービス3位にランクインした。
そんな感じで少々遅れ気味ながらレース開始。
今日はアメリカ帰りの世界チャンプ、三瓶マサもエントリー。写真はクルーザークラスで先頭を走るマサ。決勝は得意のスタートからホールショットを取るものの、第2バームでKZシゲこと高山(兄)選手に刺され2位。
激戦のMTBエキスパートクラス。決勝は第1バームでナベさんとハシラさんのCSRコンビが絡む混戦となるが、福富さんの追撃を振り切ってKZシゲが優勝、クルーザーと2冠を獲得する。3位には好調のOKTさん@CSRが入賞。またFinalの勢いを保つSUZYさんが病み上がりのカラダに鞭打って、2戦連続となる予選突破を達成した。
ますます混戦を極める激戦クラスMTB-NBを制したのは、Fall以来久しぶりの参戦となる半田さん。予選から持ち前の安定した走りで順当に勝ち進み、悲願の優勝を果たした。期待されながらも無冠の高校生コダカは、今回も予選-準決勝とパーフェクトな走りでTopをキープするが、決勝スタートをミス。得意の第2ストレート炎の追い上げでゴボウ抜くが、2位の市山襄君に届かず3位。
MTB-NAは、やや頭ひとつ抜けた形だったYジロウこと高山(弟)選手が昇格したことで上位陣の実力が伯仲し、目の離せない展開となった。そんなNAを制したのはうっちーこと内ヶ島雄吾選手。クロスライドさんのところにある動画を見ていただくとわかると思うが、コンディションの良くないイン側をものともせずに走り、池田選手・だいちぇこと宮崎選手を次々と抜き去っての優勝。
また、最高に熱かったのが今回から新設されたMTB-NB30オーバークラス。反則的な登録のナベさん@SYLを除くと、実力がほぼ横一線に並んでいるため、毎回1モト丸々ダンゴになって突っ走るレースが展開されていた。お高級自転車にまたがる大人が一歩も引かない様は必見。新たな緑山名物の誕生だ。
マスターズクラス表彰式。優勝はムテキング藤原選手。2位には3WAさんが入賞。
BMXエリートは三瓶マサが貫禄の優勝。2位には成長著しい菊池雄選手。
ダウンヒルエリートライダー・池田恭子選手(写真下段左端)の旗振りで、来月の関東オープンから初のMTB女子クラスが開催される。新規参入のMTBライダーと迎え撃つBMXライダーが集合して記念撮影。
新規クラスも誕生し、ますます盛り上がってきた緑山、今年もよろしくお願いいたします。