シーオッターで披露されたサンタクルズのNEWバイク「NOMAD」。V10と同じくハイドロフォーム成形されたフレーム、曲線的なフォルムがなんとも美しいバイクだ。
このバイクはALLマウンテンの更に先を行くもので、リアトラベルはなんと6.5インチのエアサスとなっている。2.5インチのタイヤも履けるしフロントフォークも180mmまで対応となって、ダウンヒルバイク顔負けのスペックだ。これで完成重量は14kg台というからなんとも恐ろしい時代になったものだ。
たまたま1台だけ日本に来ていたプロトタイプに試乗させてもらった。
漕ぎ出しの軽さにまず驚く。ダンシングの動作をしても無駄な動きがなく思ったようにグイグイ進んでくれる。
両足で地面を押してみると、その感触はダウンヒルバイクそのもので、底無しに沈み込んでくれる安心感がある。
正直、ダウンヒルバイクを手放してコレが欲しくなってしまった。実際、試乗した人達も口々に「これ欲しい、いつ手に入る?」とコメントしていた。
Jシリーズにでるようなことを考えなければ富士見のAコースでも十分通用するバイクだと思う。
デリバリはおそらく来年で、値段は25万前後を予定しているとか。
「NOMAD」=遊牧民の名前が相応しいどこまでも連れて行ってくれる究極のALLマウンテンバイクだ。