久しぶりの投稿になりますが、今回は「A&F 24時間耐久 MTB CUP」に参加してきましたのでレポートします!
この大会は今年で第6回目の開催で、参加者からの評判がよくリピーターが多い大会との噂を聞いておりましたので、ワタシもいつかは参加したいなと思っていたところ、TeamYellow と 泥猿チームからお誘いを受け、ワタシも参加することに。実際は、飲み会でのお酒の勢いだったのですが。
しかしながら、5人集まったにもかかわらず、Team参加ではなくなんと全員ソロ! ソロな理由は「みんなで一緒に走れないから・・・」まぁ分からなくもないですがということで、しぶしぶ了承。
レースに参加するのも数年ぶりなのに、24時間ソロ!というチャレンジをおこなうことに!
レースの模様はせっかくの24時間なので、時系列で書いていきますね。
会場は静岡県の修善寺にある日本サイクルスポーツセンター(CSC)。沼津インターから小一時間といったところでしょうか。
レーススタートは12時ですので、9時くらいには会場入りして設営です。今回は裏チャリさんが、応援サポート隊で参加してくれたので、発電機に電子レンジ、製氷機などなど、便利なキャンプ道具一式があり、快適なピットエリアができました。
コースは1周4kmちょっとです。裏チャリさんが作ってくれたマップが超わかりやすい!(今回の写真はほぼ裏チャリさん撮影です!Thanks)
今年は、全日本選手権のXCOで設定されたコースと同じコースとのこと。コースはオモシロイのですが、中級者でも楽にフル乗車できてしまう感じで、休み所がないコースではありますが、この難易度のコースで日本一を決めていいの?いうのが正直なところ。
海外のハードなXCコースをRedbull LIVEで見慣れてしまっているので物足りない印象でした。
とはいえ、耐久レースのコースとしては、Bestなコースかなと。
高低差がわかるマップはこちらです。標高差としては70mくらいでしょうか。全日本の時には川渡りポイントだったポイントには、橋がかけられてましたね。
今回の24Hソロクラス参加の仲間の面々、スタート前は余裕の表情。赤ナンバーがソロの印です!
スタート選手はチーム紹介を行うのですが、我々は全員ソロなので各自自己紹介(笑)
来年はネタを考えておかないと。
ちなみにワタシのBikeは、A&Fさんの大会ということもあり「RockyMountain Blizzard」で参加。なんだかんだで10年近く乗ってますね。
クロモリHTは、ホント長く乗れます。
レースのために練習は全くしませんでしたが、Bikeの整備はあれこれしまして、フロントフォークを入れ替えしたり、シフトワイヤーを新品にして、グリップもエルゴタイプに変えたりと、とりあえずノントラブルを目標にあれこれいじったのですが、この辺の話はまた別エントリーにて。
そして12時。いよいよスタートです。ここでスタートと同時にパラパラと雨が・・。最初の1周は5kmほどのロードコースを走るのですが、途中で雨がまさかの本降りに!
過酷なレースの幕開けを象徴するかのごとく、冷たい雨が身体を打ちます(涙)
そんな冷たい雨は一時的だったようで、最初の1周でほぼ止んで一安心。
コースのほうは、BMXコースを周りこむようにグルッと回ります。ここのBMXコースも初めて、見ましたが、スタートゲートも高く、本格的なコースですね、パンプトラックもあるし、かなり楽しそうです。
最初のうちは2周走っては休憩・・というマイペースで周回を重ねます。最初の2時間くらいは元気でしたが・・・。
あっというまにダウン・・。野戦病院状態で、次々と我がピットは人が倒れていきます(笑)
お気楽なソロなので、休むのも自由!
コースの途中はスキルアップエリアと呼ばれるダートジャンプコースもあり、元気なうちは楽しんで走ってましたが、最後は完全に惰性モード・・。
結構テーブルトップも大きいし、ドロップオフの練習ポイントなどもありました。
このレースのいいところは、手作り感あふれるイベントが多くて、これはハロウィンタイム。子どもたちが仮装して各ピットを回ります。
辛いレースを和ませるイベントが盛りだくさんで、この辺りがレース人気の秘訣かも!
各チームのピットエリアは舗装路になっていて、ズラリと並んで中々壮観です。寝床のテントは舗装路脇に芝生エリアがあるので、そこに貼ることができます。
そうこうしているうちに4時間が経過し、時間は16時に。ここでライト点灯が義務付けられます。
フロントが2個で、リアが1個。あとはヘッドライトをつけなくてはいけません。
ワタシは今回のために、2個ライトを購入しました。ヘッドライトはキャンプ用のものを使い、リアライトは通勤用のKnogの赤ライト。
・GENTOS 閃(セン) SG-325AZ (150ルーメン)
・GENTOS バイクライト AX 002MG(200ルーメン)
どちらもこのレースでは定番っぽいですが、これでも夜のシングルトラックは少し暗かったですね。
ヘッドライトが暗すぎて、視線が近くなってしまい、慣れるまでかなり走りづらかったです。ヘッドライドで視線を確保して、ハンドルライトは補助光のイメージで使うのがベストですね。
夜のイメージはこんな感じです。AX 002MGの明るさが目立ちます。一緒に走ったサエタク氏はもっと明るいライトを導入していて、ライトは明るければ明るいほどイイですね。ペースも落ちないし、気を使う量がへるので疲れも軽減できます。
ライトは、アカリセンターが現地で出店して、格安でライトを販売してくれるので、安心です。アカリセンターさんのブログはかなりマニア向けですが、ライト愛溢れて参考になるので一読をオススメします。
夜になり、我らがピットエリアは「ホルモン」の赤ちょうちんが灯ります・・。この頃になると、1周走って休憩をとる状態で、全然ペースがあがらなくなってきました。
ピットエリアには食事とビールが並び、疲労もピークで、我慢できなくなり「プシュ!」っと5時頃にビールを開けてしまい、ライド終了・・・。飲んだらライドは禁止なので、ここからは宴会モード突入です。
ダメダメな我がチームは、サエタク氏以外は全員ビールを開け始めて、結局9時間近く飲み続けることに・・・。
料理の数々、ホルモンはシロコロと呼ばれる厚木の有名店で買ってきた最高のホルモンを焼きます。そのほか、4ALLのIさん達が、料理隊として来てくれて、次々に料理をつくってくれました、ホントに感謝です。
これはSAMさんが用意したお鍋。大会の最中は料理コンテストもあり、こちらもみんなアルコールも入っていい感じに盛り上がってました。
ダッチオーブンも登場して、料理はどんどん本格的になり、深夜まで宴は続くのでした・・・。
夜20時になると、ナカザワジムのナカザワさんが、カナダのBCバイクレースの模様をレポートしてくれるトークイベントがありました。こちらがまた面白かったー。夜のレース会場にプロジェクターで映しだされるカナダの写真を見ながら、ビールを片手にトークを楽しむ。こんな贅沢な時間は中々ないですよ。
こうして夜は更けていくわけですが、もちろん他のチームの皆さんは交代で一生懸命走っているわけで、ホント尊敬します。
ワタシは寝不足とレース疲れで、10時にはテントに入って爆睡・・。
この時点で同じチームのハトリさん・サエタクさんに5周以上の差をつけられてしまっているので、少しでも差を詰めようかなと、4時に起きて、まだ真っ暗な中ライトをつけて走りだしました。
これが走ってびっくり。夜露で路面がウェットになっており、とくに真っ暗の中で、木の根っ子がすべって超怖い!そして寝起きなので身体がまったく動かず、1周走って結局ふて寝(笑)
このあと、結局7時くらいまで寝てしまい、周回数はまったくかせげず、夜が明けてしまいました。写真は朝の時点のホワイトボード。12周って1時間1周も走ってない計算ですね・・。
で、我がチームには大きなドラマもあるはずもなく、いきなりゴールシーンです。
ゴールではなぜか、水をかけるのが習わし?のようです。A&F S氏と子どもたちが、待ち構えて水をかけてくれます。S氏には、今回色々とお世話になりましたー、感謝。
SAMさんも派手に水をあびてゴール!
ちなみにSAMさんが手に持っているのは、「boomBOTTLE」。防水のBluetooth ポータブルスピーカーで、レース中もボトルホルダーにこれを指して、ノリノリで走ってました。アウトドアで、スマホと一緒にもっていると楽しくなるスピーカーですね。
そして表彰式。ナカザワジムの面々が大活躍。3位のナカザワさん達はなんとシングルスピードチーム。ワタシなんぞレース中、フロントはほぼインナーに入りっぱなしで、リアは34Tでも足りなかったのに・・。
長いと思っていた24時間ですが、あっという間の24時間でした。身内の結果は、1番は夜もちゃんと走った26周のサエタク氏。そして、なぜか宴会でもがっつり飲んだのに、周回数もきっりり稼いだ4ALL ハトリさんとなりました!そしてワタシは、トータル14周というしょぼい結果となりました。
ちなみに、ソロのトップ選手は58周!グループのトップは93周と完全に別次元!
時間の内訳ですが、ワタシの場合は、こんな感じかなと。
乗る:6時間
休む:6時間
寝る:7時間
飲む:5時間
身体のほうは、結局たいした距離走ってないので、ダメージも少なかったのですが、普段あまり長距離を走らないので、途中で膝が痛くなってしまいました、この辺りは練習不足。
あとは、お尻パッド入りのインナーを履かずに走ったので、これが間違いで、サドルに座るのがホントに最後は辛かった・・こちらは完全に準備不足。
今回、初参加でしたが、なんだかんだで非常に楽しかったので、来年も参加しようかなと思ってます。実際に参加してみて、この大会が愛される理由がわかった気がします。ガッツリ走るもよし、ワタシのように楽しむことが目的でもよし、要は24時間という、同じ時間を自転車が好きな連中とみなで楽しむというシンプルなトコが魅力なのかなと。
© 2024 MTBSTYLE.com | Theme by Eleven Themes