
日本のマウンテンバイクの聖地と言える「富士見パノラマ」で全日本選手権が開催された。4Xのみ観戦してきましたのでフォトレポートです。
1位:古性(DIATECH)
2位:増田(DIATECH)
3位:栗瀬(TREK)
4位:青木(テックイン)
優勝は昨年の瀬名のファイナルでチェーンが切れ涙を飲んだ、古性勇作選手がリベンジを果たしました。彼は予選タイムもトップで、決勝ラウンドもALL1位のパーフェクトWINを達成。
若干14歳のチャンピオンの誕生です。昨年も当時14歳の三瓶マサ選手(STAATS)がタイトルをとったので2年連続で14歳のチャンプが続くことになりました。ダウンヒルの永田君もそうですが、セカンドジェネレーション(サードかな?)のパワーを最近感じますね。スケート(スノボ)のショーンホワイトではないですが、スポーツの発展にとっては10代の活躍は、いいキッカケではないかと思ったりします。
さて、今年で2年目の富士見4Xコースですが、ライダー達からは「ここはフルサス有利」とのコメントが多かったです。ハイスピードな上に、細かいギップや、砂利のバーム、スタート直後の片側のラインのプチドロップなど、フルサス有利なポイントが多く、ジャンプもでかいので、ラインを外すと届かない場合が多いので、ゲシるのを覚悟で飛ぶ場面も多いからです。ちなみにハードテイル率は、ファイナル1/4人。セミファイナル3/8人ですね。
そんな感じで、フォトレポートをどうぞ。

増田選手(TEAM UA)。IRON HORSEのXCフルサスバイク「AZURE」に乗る。

古性選手(TEAM UA)。バイクは同じくフルサス「AZURE」。TEAM UAはこの富士見のコースのためにこのスペシャルバイクを用意。

TECH IN青木選手。ダウンヒルの練習をしていたのでほとんど練習できなかったと言っていたが、堂々の飛びっぷり。

日本に4Xブームをもたらしたライダー、高松健二選手(MX/HARO)。第1バーム後のダブルでの1コマ。

塚本選手(MX/マングース)。1/4ファイナルまで進出。

スタート直後はラインが2つに分かれて、Bestラインは写真・右の丸太の横。丸太側はハードテイルバイクで走るとちょと厳しく減速してしまうライダーが目立った。

古性選手(TEAM UA)は堂々の予選トップ!第1バーム後の特大ダブルをキレイにバックサイトに合わせて飛べていたのは、彼のみでした。

絶好調のTECH IN青木選手。予選前は「このコースだとフルサス有利っすよ〜」なんて言っていたが、ハードテイルで決勝までコマを進める。

TREK Fuelに乗る栗瀬選手(TREK)の巧みなバームサバキ。高速の第1バームを使い切れるかどうかでその後の繋ぎに差が出るコースでした。

栗瀬選手(TREK)のダブルでの1コマ。ロールで抜ける選手も多かったですが、やはり彼は魅せてくれます。

1/16ファイナルの1コマ。古性選手のスタートが絶好調。

薄曇りながら暑い1日だった富士見パノラマ。

女子セミファイナル。KHSのフルサスバイク乗る鴨下選手が予選トップ。今年からBMXに集中しているらしいがMTBも抜群に速い!

末政選手(セガサミーストロングス)と猪俣選手(KOOWHO)のバトル。

男子セミファイナルの1コマ。古姓、向原、青木、和田4名のバトル。古姓は抜けだし、青木が向原を抜きファイナル進出を決める。

男子セミファイナルでの栗瀬、高松選手のバトル。

ファイナルに向かう古性選手。14歳ながら勝利へのオーラを感じましたね。

巧みなレース運びでファイナルのステージへ向かうTECH IN青木選手。今期は4Xが絶好調。

残念ながら負けてしまった緑山ローカルの面々。昨年のチャンプマサは「顔はとらないで〜(笑)」。笑いながらも落ち込んでました。7月末にBMX世界選手権があるので怪我がなかっただけOK。(三瓶パパ談)

女子ファイナルリスト。左から大西雅美、末政実緒、猪俣浩子、鴨下美穂。

鴨下が絶妙なスタートで前にでる。やはり第1ゲートが有利。

男子ファイナリスト。青木、増田、栗瀬、古性。

古性がいいスタートを切って、そのまま優勝。彼はこのレースALL1位です。

大勢のギャラリーがレースを観戦しました。今年のコースは地面を掘る形だったので観戦しやすかったです。(昨年は盛っていた)

同じ大阪ローカルの土井選手と勝利を喜ぶ古性選手。

14歳で4Xチャンプに輝いた古性選手。これで2年連続10代にタイトルとられてます。頑張ろう大人!?

悔しそうな表情の青木君。「SMXでリベンジです」とのこと。頑張れ!