Ellsworth moment/Part1


フルサスの進化は止まる事を知らず、2006年はとうとう前後6インチトラベルになった。7インチになったらDHバイクだと思うので、2006年が1つのポイントになると思う。4-5-6インチと着実に進化してきた、今年のオールマウンテンはどのモデルも完成度高い。
6インチのロングストロークで心配していたのは、バイク重いんじゃないかな、登り厳しいんじゃないかな、ペダリングロスが大きいのでは、といろいろそんな心配してたいんだが、それは全くの杞憂でした。ここ最近のMTBとサスペンションの進化は素晴らしい!

バイク選びで悩んだのはFOES/FXR2:1、Yeti/575、Ellsworth/momentの3台。既に部員のタロイさんがIntense/5.5、うっちーさんがSantacruz/NOMADを手に入れており、同じバイクは買わないという暗黙のルールが部内であるためこの2台は選べなかった(苦笑

FOES/FXR2:1
文句なしにカッコヨクFOESというブランドにも引かれたのだが、前後エアサスにこだわりたかったこともあり断念。

Yeti/575
今年からファンファンシーに代理店になり、3月入荷予定とのことだったのだが、毎年Yetiのデリバリーはかなり怪しいとの噂があり、春まで待つのも辛いので断念。

Ellsworth/moment
第一印象は実はあまりよくなくて、ゴッツイバイクだなぁという印象だったのだが、乗ってみたらヤラレましたね。女性でもそういうことありますよね(笑
このバイクは小川輪業さんが試乗車を先に組んでいたので、実際にその乗り心地を試す事ができたのが大きいです。
リアの4バーリンクは造形的には古いのかもしれませんが、ICS「Instant Center Tracking(ICS)」と呼ばれるこのシステムは絶品です。エルスワースがパテントを持っていて、ターナーもこのパテントを利用してますが、動くんだけど無駄が無いというか、ギャップをなめるように、路面がタイヤにペタペタと張り付くように進んでいく動きが、とにかくスムーズ。
全体のスタイリングを見るとオーソドックスな前三角の美しいバランスのシンプルさに引かれました。昔ながらのシンプルさと、ハイテクが同居するこの造形は飽きがこなく長くつき合えそうな気がしてます。
まぁ車でもミニクーパーなど、いいものはずっと変わらないのでそういう考えもありかと。

まだ山では乗って無いのですが、町中で乗った印象を少し。フォークが長いのでBBハイトが高めで、アイポイントが高くなりました。車で言うとブリザードはワゴンで、モーメントはSUVを運転している感覚でしょうか。
フロントフォークに重心を置く前に重点をおくハードテイルのポジションとは、まったく違う感覚の身体のおきたポジションがすごく楽で、腰の負担も軽く、とにかく快適。仕事柄、腰痛持ちなのでかなりポイント高いです。20kmほど乗りましたが都内の激坂ポイントもなんなく制覇でき、バイクの重さもほとんど感じませんでした。ちなみに現時点の重量は13.4kg。これで前後6インチなのだから恐れ入ります。今後12kg代を目指す予定。

お正月休みに山でシェイクダウンする予定なんので、パーツ構成なんかも含めてまたインプレ書きます。

2005年12月28日 過去のコンテンツ