もういつの話だよっ!っていうくら時間が経ってしまったが、ハワイのMTBツアーのレポートをやっと書きました。同じツアーに参加したバイクラの記事と比べると素人なのでお恥ずかしいが、違った視点からということでどうぞ。
親戚の結婚式でハワイに行くことになり、1日は自由時間がとれそうなので何しようかなぁと思っていたら、ちょうどバイクラ(2005年12月号)でハワイのMTBツアー特集をみつけ、「おぉこれだ!」と即決。さっそくそこに載っていたハワイのMTBツアー会社「BIKE HAWAII」のホームページをチェックした。
予約は、適当な英語で日本からメールを送ればOKだった。エキサイト翻訳で十分(笑)
数日後「予約OK。現地についたら、電話をしてください」との返信。
現地から、英語は話せないワタシだが、しどろもどろになりながら電話。なんとかバイクのサイズを決めるため身長を伝え、当日は9時にホテルまで迎えにきてくれることになった。
朝9時、MTBを積んだバンでホテルまで迎えにきてくれた。バンには、他の参加者が既に乗っていて、いかにも運動不足な感じにみえるカップル2人とアジア系の男性2人の合計4人。この日のツアーはガイドのマティアスさんをいれて合計6人となった。
マティアスさんは雑誌でみるとロンゲだったのだが、短髪だったので、違う人かと思ったら、数日前に髪をきったらしい。「日本の雑誌をみて来たんだよ」とコピーを見せると、大喜びでみんなに「コレ、ワタシデス、ワタシ」と見せていた。あまりにも嬉しそうだったので、コピーはプレゼントしてあげた(笑
行きは高速道路を通り1時間ちょっとのドライブ。しばらくすると車が止まり、目的地についたようだ。着いた場所は「クアロア牧場」という有名な観光地。日本のMTBツアーは、地元の人しか知らない秘密のトレイル!みたいな場所が多いので、それっぽいことを想像していたので、ちょっと拍子抜けしてしまったが、ビギナーも参加する観光客相手のツアーだから仕方ないのかもしれない。でもこの場所では、以前にXCのワールドカップも開催されたらしい。
レンタルバイクはKONAのハードテイル。サイズは16〜18まで用意してあったので、18インチをチョイス。ヘルメット、グローブ、ウエストバックも貸してくれるし、ドリンクや補給食もあるので、身一つで参加できる。ちなみにバイクはアメリカ式なのでブレーキは日本と反対。
ツアーの参加メンバーはMTB初心者もいるので、簡単なレクチャーをしてツアースタート。
ダブルトラックの緩やかな坂を10分ほど登ると、ハワイの青い海が見えてきた。この景色をみるだけでも来たかいがあるかもしれない。
登りきったところに、防空壕のようなトンネルがあり、そこが映画の博物館になっていた。この「クロア牧場」は映画のロケ地としても有名で、ジュラシックパークやゴジラが撮影された場所らしい。
そこからは、ダブルトラックの下りが続く。路面は平坦なので思いっきり飛ばすことができる。すぐに下りが終わると、山の中心部にはいってくる。周りには高い山がそびえ立ちなんだか神聖な雰囲気がする場所だ。以前グランドキャニオンを歩いておりたことがあるが、そのときの感覚に近かった。精霊とかマナとかそういったハワイの地元にまつわる話をガイドのマティアスさんがしてくれた。
そこからは草原の中につくられた農道のような道を進む。路面は石がごろごろしていたりして荒れているが、ジャンプポイントが時々あったりしてなかなか楽しい。
草原に牛の群れがいるなぁと思ったら、マティアスさんはその群れの中に迷わず入っていく。日本だと考えられないがここではOKらしい。
牛達が驚いて道をあけてくれるのだが、牛のうん○がそこら中にあるので、それをよけるのが大変。タイヤについて顔に飛んできたらもう最悪ですよ。
途中、映画ゴジラで使われていた、ゴジラの足跡が残されており、「ドロップオフしてみれば?」と言われ、お言葉に甘えてみたのだが、想像以上に深くて、かなりの高さにビビル。ブレーキ逆のハードテイルじゃ辛かった。ゴジラを甘く見ていた(笑
そんな感じで、見晴らしのいい景色の中、中心部に向かい1時間ほど走る。初心者の人達はかなりバテ気味だったので30分ほど休憩してそこからUターン。
帰りは海沿い森の中を走る。木々の間に海が見えるシングルトラックは最高で、ハワイでこんな場所を走りたいと想像していた場所だ。
そんな楽しい区間は10分ほどで終了し、道はまたダブルトラックに変わり、スタート地点にもどってきた。
2時間ほど走ったあとは、サンドイッチでランチタイム。
マティアスさんはワタシが少し物足りないのを察してか「シングルトラックが20マイルも続くコースや、登りがきついけどダウンヒルが楽しいコ−スもあるから、またおいでよ」と言ってくれた。人数が2人くらい入れば、カスタマイズツアーもしてくれるみたいだ。
今回は短い時間だったが、ハワイの魅力を感じることができた。次回は日本から自分のバイクを持って、参加しようと思う。
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