可変マニア

以前からこのサイトでも書き続けてますが「可変」好きであります。何が?ってまぁフォークのことなんですが、手持ちのバイク4台は全て可変式フォーク。(あっ、ウソでしたPIKEはちがった)

今年はフロントフォークの可変に飽き足らず、とうとうサスペンションフォークに手をだしてしまいました。

どんな激坂でもサドル下げない派のクロカンスタイル派だったワタシではありますが、やっぱりサドルを下げて、腰回りにゆとりがあると、バイクを積極的にコントロールできるから下りが楽しい!
なによりズボンがサドルに引っかって怖い思いをしなくていいかも!?レーパンはかない派なので、結構あるんですよね。

いまのとこ、可変式フォークをだしているメーカーは3社。(たぶん)
いろいろ縁があって、このうちの2つをゲットしたので簡単にまとめ。

MAVERICK American/SpeedBall
見た目はこれが一番!部員の24dとうっちーも使用中。
レーバーを離すと好きな場所で止めることができる無段階調整型。
可変範囲は3インチ。重さは454gとお世辞にも軽いとは言えず定番のトムソン・エリート2本分くらい・・・。

MAVERICK American  SpeedBall問題はサイズで、構造的にあまり細くできないので、30.9 31.8しかラインナップにないこと。シートのインナーチューブはサスペンションのインナーチューブと同じものです。ちなみにマーベリックは、元々ロックショックの創設者がつくったメーカー。(ただ、某メーカーにパテントを売って、27.2サイズもテスト中だとか!?)
あと、静止状態だと若干ガタがるのが気になるけど、これは乗ってしまえば気になるレベルではない。(使用中の部員3人とも同意見)

ロッキーのヘスラーが来日したときもこれを使っていて、頻繁に上げ下げしていた。本人もかなり気に入ってる様子で「このシートポスト最高!ノースショアでも流行ってるぜ!まじで使った方がいいよ(かなり意訳) 」と言ってましたね。

トレイルでの使い勝手は想像通り最高でした。激下りの直前で行けるか悩む事があると思うんですが、そこで一旦止まる事がなくなるので、走りのリズムを崩さずいけるのが楽しく、さらにマニュアルの動作もやりやすいので、普段なら避けたくなるような岩や、ちょっとしたきっかけで飛んだりして、走りが3Dな感じ?なり楽しさ倍増です。
ただ、ワタシのモデルは、手元でストロークが変えられないので、下りに突入してしまってからだとさすがにハンドルから手を離せない。これは日本未入荷のようだが、手元で可変できるタイプも発売されているので、いま買うならこっちがいいかも。

gravitydropper
あのニコも使ってる(らしい)gravitydropper。こちらはサスペンション型?のSpeedBallとは違うシンプルな構造で、単純に中にバネが入っていて、穴が上下に2つあいていて、それをピンの抜き差しでコントロールするタイプ。
GRAVITY DROPPERS Photo2バネがはいっているので、「シャキーン」と勢い良くサドルが上がる、下がるときは「ガン」と一気に下がる。
これのメリットはサイズで、27.2が選べる事。構造的にもシンプルなので、シムを挟むことができ、幅広いサイズに対応が可能。ストローク量も、2、3、4と選ぶ事ができるしシートポストの長さも選べる。
重さは400gちょいと、あまりSpeedBallと変わらない。見た目は、若干サスペンションシートポスト風なところが賛否両論かと。2段階にしか調整はできないけど、実際にはこれで十分。

GRAVITY DROPPERS Photo3今回はレバー付きの「Turbo Seatpost 」の4インチモデルをゲット。ワイヤーと手元のレバーで引っ張ってピンの抜き差しを操作するシンプルなもの。やっぱり手元で操作できるのは便利。一度使うと手離せないかもしれない。

ellsworth moment handlebarちなみに、MOMENTにはフロントフォークもITアジャスト機能といって手元でストローク量を調整できるレバーがついているので、これでフォーク、シートポストを手元でコントロールできるようになった。
はっきりいって、ハンドル周りはごちゃごちゃ感があり、こちらも賛否両論だが、シャキーン、シャキーンと音を鳴らして伸び縮みする様は、なんだか変身ロボというかガンダムみたいで気に入っている(笑)

kindshock/KSP-850,KSP-851
実はこちらは結構まえから発売されているのだが、話題にならないのはkindshockのブランドイメージか、値段の安さか。日本でも6,820円と激安?で可変機能が手に入る。ちなみに上の2製品は両方とも3万円オーバー・・・。

2007年10月15日 グッズ&ギア